2010年3月11日木曜日

「文化ボランティア・コーディネーターフォーラムin鹿児島」終了しました

2月3日・4日に鹿児島大学 稲盛記念会館にて開催された「文化ボランティア・コーディネーターフォーラムin鹿児島」終了しました。
多くの方々にご来場頂き、大変活気のあるものになったと思います。有り難うございました。




文化ボランティア・コーディネーター養成講座を実施した全国の11団体からの事業成果報告







基調講演
「文化ボランティア・コーディネーターの役割について」
リンクス・ジャパン代表 フィリーダ・パービス氏






シンポジウム









〈パネリスト〉
リンクス・ジャパン代表 フィリーダ・パービス氏
鹿児島大学法文学部教授 原口 泉氏
しが文化芸術学習支援センター トータルコーディネーター 津屋 結唱子氏
社団法人日本イベント産業振興協会 主任研究員 岩崎 博氏
KTS鹿児島テレビ プロデューサー 石神 由美子氏
〈コーディネーター〉
ネイチャリング・プロジェクト代表理事 松村 一芳

 
ワークショップ
「文化ボランティア・コーディネーターをシュミレイション体験」
〈ファシリテーター〉文化芸術支援NPO PandA 早川由美子氏





受講修了生によるミニイベント
「こたつプレゼン」として、鹿児島のとある家庭の夫・妻が進行役となり、その家に訪れる客が鹿児島の文化や文化活動などについて話すという設定。観光、文化、福祉、教育の4つの側面より、身近な素材・活動を通して、鹿児島を語った。鹿児島らしさを語感で感じてもらうため、大半は鹿児島独特のイントネーションの「カライモ標準語」にて説明。


受講生による協賛品および鹿児島特産品の展示









まとめ
フォーラムの2日間は、全国から集まった参加者の講演、意見、示唆、活動事例、などに触れることで、多種多様な価値観や活動課題などを共有、共感する事ができたと思います。最後に「鹿児島宣言」として、参加者の結論を取りまとめるということになっていましたが、あえてまとめるということではなく課題の共有と理解が大事なことだと思われました。

また、各地域、団体の持つ違いや課題を共有化する事により、文化ボランティア・コーディネーターという存在を広く一般に認知をして頂き、活動への参加協力をして頂ける事が重要かとも思いました。そのプロセスを共有することができましたことは、今後のコーディネーター育成への大きなヒントにもなることだと思われます。

新しい個性や意見も、フォーラムで発見することができたこと、それらを相互理解し、ネットワークの形成を図り、繋ぐということによって、日本の文化力を高めるということの大事さも感じられました。

このような出会いの場を、「文化ボランティア・コーディネーターin鹿児島」として、文化ボランティア支援拠点形成事業を通じてセッティングできたこと、鹿児島を発信したいという受講生の熱い思いをミニイベントなどで実現できたこと、そして、参加者と幅広くネットワーク交流ができたことが、将来の文化事業を担う人材育成へつなげる最大の成果だと思います。

2009年12月17日木曜日

文化ボランティア・コーディネーターフォーラムin鹿児島 参加者募集【入場無料】

【下のチラシ画像をクリックすると拡大します】



















地域と連携した 文化ボランティア・コーディネーターの育成
「つながる〜あつく、やさしく〜鹿児島から」


歴史的にも豊かな文化を有する鹿児島において、文化伝承ならびに文化の発信を行う文化ボランティア・コーディネーターの役割は重要です。
このフォーラムでは、地域と連携した文化ボランティア・コーディネーターとしての必要な資質や能力、その育成方法などについての理解を深め、そのコーディネート力を推進するフォーラムにしたいと思います。
文化ボランティアに関心や興味のある方、現在コーディネートに携わっている方、鹿児島を元気にしたいとお思いの方々の、多数のご参加をお待ちしております。

【プログラム】
・基調講演 フィリーダ・パービス氏(リンクス・ジャパン代表)
・同事業を受託した全国11団体による成果報告
・シンポジウム
・ワークショップ
・「文化ボランティア・コーディネーター養成講座」受講生によるミニイベント 等

【プログラム詳細は、下のチラシ画像をクリックして下さい】



















日時:2010年2月3日(水)13:30〜17:30
   2010年2月4日(木)9:30〜12:30
入場無料
会場:稲盛記念会館(鹿児島大学工学部 郡元キャンパス内)

お問合せ・お申込み:050-3674-5891(月〜金 9:30〜17:30)
e-mail: npo06@naturing.org
事務局:ネイチャリング・プロジェクト

2009年12月14日月曜日

文化ボランティア・コーディネーター養成講座 第11回

H21年度 文化ボランティア・コーディネーター養成講座 第11回
日 時:平成21年11月7日 (土)15:00~17:00



講座名:文化ボランティア・コーディネーション概論
講師:国立教育政策研究所 教育課程センター 
教育課程調査官  奥村 高明氏



講座概要
1. はじめに
ソニー・ロリンズのコンサートを宮崎で作り上げる話。8人のネットワークで1500人の会場を満杯にする。固定的なジャズファンを対象にしない。持てない大きさのチケットやアートポスターを作り、ジャズを聴く人のネットワークやコミュニティを作っていく。「このくらい費用がかかるだろうから、このくらいの値段を取って、、、」というような「引き算・割り算」の考え方ではなく、「足し算・かけ算」の考え方で行く。実は「ジャズファン」というものはいないという発想。何か、イベントを作り上げるとき、この「ジャズファン」というところを、その何かに置き換えればいい。
街こそがミュージアムやシアターである。商売をやっている人は街の清掃からやっている。物を売っているということは街をデザインしているということ。
「ピカソ」という字をスクリーンいっぱいに写して受講生に読んでもらう。次に「学力」という字を読んでもらう。大人は「わかっている」という場所から物事を見る。わかってしまうと、実はわからなくなる事がある。子どもたちの気持ちがわからなくなる。
2. 子どもと学習
子どもが作家の道具になるとか、数に貶められるとかがあってはならない。教育の主体はそこで学習する当事者、その子が伸びる事が真っ先に考えられるべきである。子どもとは始めから「子ども」ではない。文化的関係的に作り出された「子ども」である。アフリカの狩猟民族の子どもは11ヶ月で鉈で木の実を割る事ができる。同様におままごととはそれをする事を許される社会でのみ成立する。アメリカの1800年代の中学生くらいの写真。この子らにはおそらく反抗期がない。反抗期とは体力も知力も十分あるのにそれを社会に貢献できない社会、つまり学校制度が確立した国にのみ発生する。日本の戦前にも反抗期はなかったであろう。子どもは社会的文化的な実践の中で「子ども」になる。これを「市民」と読みかえてみればいい。今の世の中の今の時代の今の場所の中での「市民」である。
学習とは子どもという入れ物の中に水を流し込むようにすればいいというものではない。子どもが美術館で学習する時、一人で学習してはいない。友達の意見、先生の進行、美術館の環境、作品・教材などに囲まれて、自分らしさ-アイデンティティを成立させていく。自分というものはたくさんいる。その場その場で自分が生まれる。「自分探し」とよく言うが探しに行っても見つからない。あなたのいる場所が「自分」。
学習とは学習をめぐる・人・モノ・コトで成立している関係的な実践である。子どもはその中で、自分らしさを感じ、アイデンティティを成立させている。
3. 学習のデザイン
デザインとは、単に色や形をきれいにする事ではない。例としてアフリカの子どもが20kmの距離を多量の水を運ぶためのきれいなデザインの円形の道具の写真。デザインは行為・社会・人を作り出す事ができる。イベントのデザイナーであれば、そこで、行為・社会・人を作り出す事ができる。
100年前にコダックが「6歳から96歳までのアマチュア写真家」というものを作り出した。コダックがカメラと現像所とフィルムとサービス網というものを作りだすまで、そういう人はいなかった。どれか一つ欠けても成立しない。ひとつの実践は人、もの、ことなど様々な関係で成立している。その一つ一つが不可分な関係にあり、どれか一つ欠けても有り方が変化する。つまり、文化的社会的な「生態系」ということもできる。この中ではじめて人は人になれる。
先ほどの美術館で学習する子どもはいろんなものに囲まれて学習していると言ったが、それだけではない。その囲んでいるものは面々と続いている。つまりそのすべてに囲まれて、その子はその子になる。学習の生態系である。
4.学校や美術館の現在
埼玉県加須小学校の事例~「加須小まちかど美術館」。町の商店街の店に年に2回子どもたちの絵を張り出す。子どもを中心とした街の活性化が起きる。子供がただ絵を飾ってくださいと持っていっただけで、学校機能の見直し、商店街機能の見直しが起きる。行政の支援も引き出す。子供はまちづくりの道具にはなっていない。かかわる人々の意識に子どもの育ちが位置付いている。商店街の人々はそれに貢献していることを喜んでいる。それが結果的に中央商店街の活性化につながっている。
長野県戸倉上山田中学校の事例~とがびアートプロジェクト・・(略)・・
沖縄県立博物館と美術館の事例~この二つは同じ施設の中、右と左にある。博物館と美術館を一度に見ることができる。そこで博物館と美術館でまなざしが変わることが体験できる。博物館では、誰かが分類・整理したものを見せて見方を与える、定義づける。美術館では誰かが創造したものを見せて見方をゆさぶる、みなおすという働きがある。
旭山動物園の事例~・・(略)・・ここでは動物園や職員の考え方を可視化しているから、動物を見る私たちの日常や見方そのものがゆさぶられ問い直される、だから、本当に面白い、楽しい。動物を作品、動物園を美術館と見ると置き換えたとき美術館の在り方が見えてくる。
5.おわりに
美術館に入るから作品は名作になる。作品の保存方法、修理方法、作家とのネットワークそういうものも全部美術館に入る。美術館は美術を美術として価値付け収蔵する以外に、さまざまな美術に関するネットワークを全部美術館に収蔵する。そっくりなのが学校。単に子どもたちを入れているのではない。教育のノウハウを全部入れている。近代というシステムの中ではお互いに孤立している。だから、文化ボランティアやNPOなど、つなぐ役割が必要になる。学校だけでは、美術館だけではできないことを、お互いの専門用語を翻訳してつなぐ。文化ボランティアやNPOというのはまさにこの意味において自然にかつ必要必然として発生してきた。知恵や関係性のつなぎ直し、コミュニティの形成し直しなどという志によって成り立つのが文化ボランティア、文化NPOなのである。
滋賀の文化ボランティアフォーラムの事例~子どもの育ちを事業の中心にそえ、そこから展開や広がりを考える。結果として人が育つ。志の高さが際だっている。
子どもは一人で大人になるのではない。先生とか親とかいろんな人のかかわりの中で大人になっていく。子どもが「できた!」と言う時は、「私はここにいるよ」ということ。かけがえのない子どもはかけがえのない先生などに囲まれてはじめて、かけがえのない子どもになる。文化ボランティアの話にすれば、子どもを市民に先生を文化ボランティアに置き換えてみればいい。かけがえのない市民がいる。それはかけがえのない文化ボランティアなどに囲まれて初めてかけがえのない市民になる。どこからかえらそうな先生が来て何か講釈をするより答えは現場の中にある。自分たちの気づかないようなものの中にある。答えは自分たちの実に身近な、私たちの身の回りに、イベントのその中に転がっているような気がする。
                          (要約~ネイチャリング・プロジェクト事務局)

2009年11月10日火曜日

 文化ボランティア・コーディネーター養成講座 第10回

H21年度  文化ボランティア・コーディネーター養成講座 第10回
日 時:平成21年10月28日 (火)15:00~17:00
講座名:ソーシャルリソースマネジメント
講師:ネイチャリング・プロジェクト 代表理事 松村 一芳

講座概要
(ワーク)

前回の最後にMTCを元に「福祉・観光・文化・教育」の4つのグループに分かれた。
各受講生に鹿児島ならではの福祉・観光・文化・教育をテーマにレポートを書いてくる事が課題として出された。

本日はグループワーク。
まず、グループに分かれて、それぞれが考えてきた自らのレポートを発表した後、討議を行い、取りまとめ終了後、グループ代表者が全受講生の前で発表する。

■各グループ発表

福祉
・ 現代版「郷中教育」の復活
・ 中高年と若者・子どもが触れ合う
・ 困ってる人などに自然と手助けが行えるように、つながりのある社会
・ イベント→郷中教育の講演会
教育
・ 鹿児島の先人と歴史から学ぶ
・ 世代間の交流がない
・ 「郷中教育」に学ぶ
・ イベント→1分くらいの朗読劇、p.p.tの映像、池坊(鹿児島の主流)の生け花
観光
・ 伝統食品をどう掘り起こすか
・ 山川漬・桜島大根など
・ 地産地消
・ イベント→紙芝居・標準語で鹿児島弁のアクセントで説明
文化
・ 鹿児島には豊富な資源・文化がある。
・ その文化を凝縮したような寸劇をする
・ イベント→寸劇~1件の家にいろんな人が訪ねてきて、お土産をだしたり、踊りをしたりする。それで、鹿児島のすべての文化を紹介する。

松村講師が「皆さんの「文化力」を使って、これらを網羅したようなイベントを作り上げていく」という全員のコンセンサスを取り付けた。

2009年11月6日金曜日

文化ボランティア・コーディネーター養成講座 第9回



H21年度 文化ボランティア・コーディネーター養成講座 第9回
日 時:平成21年10月21日 (火)15:00~17:00
講座名:ソーシャル・マネジメント
講師:ネイチャリング・プロジェクト 
代表理事 松村 一芳






講座概要

受講生が書いたMTC(Moving Triangle Chart)を松村講師が分析。

分析例をいくつか抜粋してみる。

① 女性~50代
夢;自らの文化スキルを生かし、日本人としての相手を思いやる心を伝えたい。
また、教える側の文化スキルの向上とネットワーク形成も行いたい。
実現性;自らの文化スキル。活動実績による人脈形成。
社会性:各分野における日本の文化振興に寄与することができる。

② 男性~60代
夢;上町を観光地化し活性化したい。
民俗文化伝承したい。
実現性;外資系ホテル誘致。観光・草の根情報の集約。通年イベント開催。
社会性;埋もれた文化の発掘・伝承・保存。内外誘致による経済活性化。

③ 男性~60代
夢;高齢者・障害者の生活支援がしたい。
実現性;地域と協力しNPO設立する。
自らの福祉スキルを活用する。
社会性;高齢者・障害者の生活範囲の拡大によって楽しい生活を実現する。
介護者の負担軽減による幸せな家庭生活に寄与する。


④ 女性~40代
夢;24時間の保育サポート(病児・学童含む)を行いたい。
和文化への入門促進がしたい。
実現性;関係機関との連携。自らのスキルと実績。協力者ネットワーク構築。
社会性;少子化策としての子どもの健全育成。和文化の継承による生涯学習の推進。

⑤ 男性~70代
夢;伝統的な味にこだわった地産地消を目的とし、且つ産地の明確化も図りたい。
実現性;歴史的な付加価値のついた、農産・加工物の発掘し提携。
社会性;農産業の振興に寄与。

⑥ 女性~40代
夢;老人施設と保育園を併設した施設を経営したい。
実現性;法人設立をするための設立資源の確保。
社会性;少子化策として老人と子どもたちのふれあいの場の創出。

⑦ 女性~60代
夢;「コミュニケーション道場」をイベント開催したい。
実現性;開催場所。スキルアップ研修。ネットワーク。
社会性;より良い人間関係を構築することにより、それぞれの課題の解決に繋げる。

⑧ 女性~50代
夢;華道を子どもたちに教えたい。
華道を海外へ紹介したい。
実現性;自らのスキル
社会性;華道による自然植物への理解が深まる。

⑨ 男性~40代
夢;森林とともに生きたい。
実現性;森林ボランティアネットワーク
山の技術の習得
社会性;環境保全と山の技術の伝承

⑩ 男性~20代
夢;自らが世界遺産を学び、遺産の大切さを伝えたい。
実現性;団体創立(具体化、共有)
社会性;世界遺産の保護活動を通じて各地域の活性化を図る。

⑪ 男性~60代
夢;院内福祉活動の充実を図りたい。
実現性;既存組織の参画。ボランティア人材。補助金での活動資源の確保。
専門分野のノウハウの構築。
社会性;地域ニーズを踏まえた、生き甲斐づくりによる医療福祉。

⑫ 女性~20代
夢;子どもの教育イベントで司会者や歌手などチャレンジしたい。
実現性;関係団体やイベントに参加する。
社会性;子どもの教育の場においての支援を行う。

⑬ 女性~60代 
夢;「コミュニケーション道場」をイベント開催したい。
実現性;開催場所。スキルアップ研修。ネットワーク。
社会性;より良い人間関係を構築することにより、それぞれの課題の解決に繋げる。

2009年10月29日木曜日

10月28日 第10回講義「ソーシャルリソースマネジメント」動画配信

※11/4(水)〜11/18(水)配信します。

本講座の運営事務局である、ネイチャリング・プロジェクトの代表理事 松村による講義「ソーシャルリソースマネジメント」の模様を、当講座受講生のみ視聴できます。
事前にご説明した手順に従ってご覧下さい。

(配信終了しました)



(再生には、Windows Media Playerが必要です。
お持ちでなければ下のリンク先よりダウンロードして下さい。)
Windows Media Player の入手
(リンク先URL:http://www.microsoft.com/japan/windows/windowsmedia/download/)

2009年10月28日水曜日

10月21日 第9回講義「ソーシャルマネジメント」動画配信

※10/28(水)〜11/11(水)配信します。

本講座の運営事務局である、ネイチャリング・プロジェクトの代表理事 松村による講義「ソーシャルマネジメント」の模様を、当講座受講生のみ視聴できます。
事前にご説明した手順に従ってご覧下さい。

(配信終了しました)



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お持ちでなければ下のリンク先よりダウンロードして下さい。)
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(リンク先URL:http://www.microsoft.com/japan/windows/windowsmedia/download/)