H21年度 文化ボランティア・コーディネーター養成講座 第2回
講師 A-cube株式会社 代表取締役社長 立元 昭子 氏 「コミュニケーションスキル」
コミュニケーション 1
文化ボランティア・コーディネーターをする上でもコミュニケーションというのは大事である。コミュニケーションをする上でいくつかのポイントがある。それをワークを通してここで学んでいく。
■ コーチングの理解
コーチングとはアメリカから10~15年前に紹介された人を育成する技術である。コーチに長けた人の行動様式をまとめてみたらある一定のパターン(スキルという)が見えてきた。それを利用して、目標達成に向けて相手の行動変容を促すこと。
相手が目指す状態を手に入れるために、①現在の状態 ②ありたい状態 を明確にし、 ③実現するために具体的に何をするか、工夫をすることは何かを一緒に考え、継続的な行動を促す。この時に大切なのが効果的なコミュニケーションである。
■ 効果的なコミュニケーション
〈前提〉
信頼関係を築く。役割・立場・年齢などを除けば対等な人間同士として、お互い尊重し合う・相手が話しやすい環境で話を聴く。相手の話をそのまま聴き、相手のありのままを受け入れ認めていることを伝える。
〈基本スキル1〉ちゃんと聴く
聴けてるようでちゃんと聴けてない。ききながら自分が話すことに注意が向いている。自分の先入観や価値観にあてはめてきいている。聴き上手が話し上手である。
〈基本スキル2〉認め受け入れる
ありのままを認め尊重する。コミュニケーションはキャッチボールである。相手の話をきちんとキャッチしてから、投げ返す。相手の話を受け止めずに投げ続けるのではダメ。「私を尊重してくれてる」と感じると信頼関係が築ける。心が開くと理解し合える、もっと会話したくなる。そうすると会話そのものが成果を生むようになる。
【ロールプレイ】
※注意点
①相手の話をそのまま受け取る ②自分の価値観や先入観をはずして聴く ③細部を記憶するよりストーリーを理解するように聴く ④自分はこう考える、は不要
1. 話し役(1人):以下のことについて、2分間話す
テーマ:私がこれまで嬉しかったこと、誇らしく思うこと
2. 聴き役(一人):自分の考えを交えずに聞く。適度なあいづちを入れる。質問はしない。*あいづち~ははぁ、ふ~ん、へぇ、ほぉー
3. お互いに相手を認める練習:お互いに褒め合う
〈基本スキル3〉効果的な質問
普通の質問とは、自分が知りたいことを訊くことで、コーチングの質問とは、相手が話したいことを訊くことである。原則として答えは相手の中にあることを信じて、コーチは効果的な質問でそれを引き出す。大切なことは1.相手に考えさせる 2.きき手の意見を加えず、素直に質問する 3.傾聴することで、相手が出している質問のヒントをすかさずキャッチする ことである。その効果として、相手に、「自分が考えていることの明確化・具体化や、気づきにより自発的な行動変容を促すこと、思い込みや囚われから開放しブレーキをはずすこと、ゴールに向かうモチベーションを高めること」などを促すことができる。
相手に最適な答えを見つけるために質問する。開かれた質問(オープンクエスチョン)と閉ざされた質問(クローズクエスチョン)がある。開かれた質問とは、何が、どうやって、どこで、どのように、のように訊く。閉ざされた質問とは答えが二者択一になるようなもの。有効なのは開かれた質問である。
次に質問することを考えながら聴くのはだめで、「相手は自分に何を伝えたいんだろう」「何をしてほしいんだろう」「何に困っているんだろう」「何を知りたいんだろう」を確認するための質問が有効。
【ロールプレイ】
5人グループで1人に好きなものを思い浮かべてもらい、残りの人はそれをオープンクエスチョンだけを使って当てる。
■ より豊かなコミュニケーションのためにすること
人が変わってくれることを望むのではなく、自分が何をできるか、自分にできることがまだあるはずと考える。
他人と過去は変えられない
自分と未来は変えられる
(要約~ネイチャリング・プロジェクト事務局)
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