文化ボランティア・コーディネーター養成講座 いよいよ第1回講義が開催されました。
講師は鹿児島大学 法文学部教授 原口 泉氏。
以下に要約を掲載します。
「鹿児島文化総論」
色々なイベントにはリーダーが必要である。しかし、リーダーの影でコーディネイトする人はもっと大切である。今、まさに変革の時、時代の変わり目、そういった時に多くの地域資源を持っている鹿児島の地域、これをどのように活用していくか、それを、目に見える形にして行くのにはどうしてもコーディネーターが必要である。
文化ボランティアコーディネーター講座はとても期待されている。鹿児島で今年も開くことが出来たというのは、47都道府県の中でも、魁となるということである。
熊本県人吉市の親善大使をしている。田中市長という人は八代から人吉まで走っているSLをえびのまで伸ばそうとして、「99パーセントだめでしょう。」という答えをもらった時に「1パーセントの可能性はあるのですね。」と考えたという。文化ボランティアコーディネーターではこの考え方は大切である。何かをする時に「どうせ一過性のものだから、、、」といわれるが、自分が熱中しないで、誰が熱中してくれるか。そういう人に限って何もしない。誰かがやらなければいけない。誰かが何かをやらなければいけないときに、私たちは、今、自分かいるところで、どういう風にそれをアシストできるか、それを常に考えていかなければいけない。
知覧の田中京子さんの紹介。知覧で薩摩英国館を経営する女性。鹿児島県枕崎で生まれた「べにふうき」という紅茶品種のみを使い、一本一本大切に植え、有機無農薬で育てた茶葉で2007年、紅茶の本場英国で権威あるザ・グレート・テースト・アワードに出品。そこで、金賞を受賞する。
参加意欲をどうやって高めるか、どうやって自分のものにするか。お金がない、けれども何かやりたい人がいる、そうすると知恵を出す人、それを汲み上げて引っ張っていく人とが必要で、それを全国に発信していかなくてはならない。
人間とは何か、考えるのが文化の役割である。文化とは何か、人間に普遍的な営みである。文化的な営みは何であるか、その本質を見つめることによって、私たちの文化的なイベントは、様々な形を持って、それぞれの地域で展開していくのではないか。文化とはあるジャンルではない、人間そのものである。
その土地ごとの命と暮らしに興味をものすごく引かれる。またそれを積み上げてきた先人の知恵、それを学ぶことが楽しくなる。それに、みんな寄っておいで、というのが文化的なボランティアだと思う。それぞれのその土地の記憶をよみがえらせること、またよその地域の文化を学ぶことがまた自分の喜びになる。そういうことで文化的な催しというものは成り立っている。
(要約~ネイチャリング・プロジェクト事務局)
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