2009年8月26日水曜日

文化ボランティア・コーディネーター養成講座  第2回


H21年度 文化ボランティア・コーディネーター養成講座 第2回
講師 A-cube株式会社 代表取締役社長 立元 昭子 氏 「コミュニケーションスキル」

コミュニケーション 1
文化ボランティア・コーディネーターをする上でもコミュニケーションというのは大事である。コミュニケーションをする上でいくつかのポイントがある。それをワークを通してここで学んでいく。
■ コーチングの理解
コーチングとはアメリカから10~15年前に紹介された人を育成する技術である。コーチに長けた人の行動様式をまとめてみたらある一定のパターン(スキルという)が見えてきた。それを利用して、目標達成に向けて相手の行動変容を促すこと。
相手が目指す状態を手に入れるために、①現在の状態 ②ありたい状態 を明確にし、 ③実現するために具体的に何をするか、工夫をすることは何かを一緒に考え、継続的な行動を促す。この時に大切なのが効果的なコミュニケーションである。

■ 効果的なコミュニケーション
〈前提〉
信頼関係を築く。役割・立場・年齢などを除けば対等な人間同士として、お互い尊重し合う・相手が話しやすい環境で話を聴く。相手の話をそのまま聴き、相手のありのままを受け入れ認めていることを伝える。
〈基本スキル1〉ちゃんと聴く
聴けてるようでちゃんと聴けてない。ききながら自分が話すことに注意が向いている。自分の先入観や価値観にあてはめてきいている。聴き上手が話し上手である。
〈基本スキル2〉認め受け入れる
ありのままを認め尊重する。コミュニケーションはキャッチボールである。相手の話をきちんとキャッチしてから、投げ返す。相手の話を受け止めずに投げ続けるのではダメ。「私を尊重してくれてる」と感じると信頼関係が築ける。心が開くと理解し合える、もっと会話したくなる。そうすると会話そのものが成果を生むようになる。

【ロールプレイ】
※注意点
①相手の話をそのまま受け取る ②自分の価値観や先入観をはずして聴く ③細部を記憶するよりストーリーを理解するように聴く ④自分はこう考える、は不要
1. 話し役(1人):以下のことについて、2分間話す
テーマ:私がこれまで嬉しかったこと、誇らしく思うこと
2. 聴き役(一人):自分の考えを交えずに聞く。適度なあいづちを入れる。質問はしない。*あいづち~ははぁ、ふ~ん、へぇ、ほぉー
3. お互いに相手を認める練習:お互いに褒め合う

〈基本スキル3〉効果的な質問
普通の質問とは、自分が知りたいことを訊くことで、コーチングの質問とは、相手が話したいことを訊くことである。原則として答えは相手の中にあることを信じて、コーチは効果的な質問でそれを引き出す。大切なことは1.相手に考えさせる 2.きき手の意見を加えず、素直に質問する 3.傾聴することで、相手が出している質問のヒントをすかさずキャッチする ことである。その効果として、相手に、「自分が考えていることの明確化・具体化や、気づきにより自発的な行動変容を促すこと、思い込みや囚われから開放しブレーキをはずすこと、ゴールに向かうモチベーションを高めること」などを促すことができる。
相手に最適な答えを見つけるために質問する。開かれた質問(オープンクエスチョン)と閉ざされた質問(クローズクエスチョン)がある。開かれた質問とは、何が、どうやって、どこで、どのように、のように訊く。閉ざされた質問とは答えが二者択一になるようなもの。有効なのは開かれた質問である。
次に質問することを考えながら聴くのはだめで、「相手は自分に何を伝えたいんだろう」「何をしてほしいんだろう」「何に困っているんだろう」「何を知りたいんだろう」を確認するための質問が有効。

【ロールプレイ】
5人グループで1人に好きなものを思い浮かべてもらい、残りの人はそれをオープンクエスチョンだけを使って当てる。

■ より豊かなコミュニケーションのためにすること
  人が変わってくれることを望むのではなく、自分が何をできるか、自分にできることがまだあるはずと考える。

他人と過去は変えられない

自分と未来は変えられる


 (要約~ネイチャリング・プロジェクト事務局)

2009年8月11日火曜日

文化ボランティア・コーディネーター養成講座 第1回講義




文化ボランティア・コーディネーター養成講座 いよいよ第1回講義が開催されました。
講師は鹿児島大学 法文学部教授 原口 泉氏。
以下に要約を掲載します。




「鹿児島文化総論」

色々なイベントにはリーダーが必要である。しかし、リーダーの影でコーディネイトする人はもっと大切である。今、まさに変革の時、時代の変わり目、そういった時に多くの地域資源を持っている鹿児島の地域、これをどのように活用していくか、それを、目に見える形にして行くのにはどうしてもコーディネーターが必要である。

文化ボランティアコーディネーター講座はとても期待されている。鹿児島で今年も開くことが出来たというのは、47都道府県の中でも、魁となるということである。

熊本県人吉市の親善大使をしている。田中市長という人は八代から人吉まで走っているSLをえびのまで伸ばそうとして、「99パーセントだめでしょう。」という答えをもらった時に「1パーセントの可能性はあるのですね。」と考えたという。文化ボランティアコーディネーターではこの考え方は大切である。何かをする時に「どうせ一過性のものだから、、、」といわれるが、自分が熱中しないで、誰が熱中してくれるか。そういう人に限って何もしない。誰かがやらなければいけない。誰かが何かをやらなければいけないときに、私たちは、今、自分かいるところで、どういう風にそれをアシストできるか、それを常に考えていかなければいけない。

知覧の田中京子さんの紹介。知覧で薩摩英国館を経営する女性。鹿児島県枕崎で生まれた「べにふうき」という紅茶品種のみを使い、一本一本大切に植え、有機無農薬で育てた茶葉で2007年、紅茶の本場英国で権威あるザ・グレート・テースト・アワードに出品。そこで、金賞を受賞する。

参加意欲をどうやって高めるか、どうやって自分のものにするか。お金がない、けれども何かやりたい人がいる、そうすると知恵を出す人、それを汲み上げて引っ張っていく人とが必要で、それを全国に発信していかなくてはならない。

人間とは何か、考えるのが文化の役割である。文化とは何か、人間に普遍的な営みである。文化的な営みは何であるか、その本質を見つめることによって、私たちの文化的なイベントは、様々な形を持って、それぞれの地域で展開していくのではないか。文化とはあるジャンルではない、人間そのものである。

その土地ごとの命と暮らしに興味をものすごく引かれる。またそれを積み上げてきた先人の知恵、それを学ぶことが楽しくなる。それに、みんな寄っておいで、というのが文化的なボランティアだと思う。それぞれのその土地の記憶をよみがえらせること、またよその地域の文化を学ぶことがまた自分の喜びになる。そういうことで文化的な催しというものは成り立っている。

(要約~ネイチャリング・プロジェクト事務局)

8月4日 第1回講義「鹿児島文化概論」動画配信

※8/12(水)より配信開始します。

原口泉氏による講義「鹿児島文化概論」の模様を、当講座受講生のみ視聴できます。
事前にご説明した手順に従ってご覧下さい。


(配信終了しました)


(再生には、Windows Media Playerが必要です。
お持ちでなければ下のリンク先よりダウンロードして下さい。)
Windows Media Player の入手
(リンク先URL:http://www.microsoft.com/japan/windows/windowsmedia/download/)